「勉学」に取り組むアイドルの魅力

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本髙克樹さん25歳の誕生日おめでとうございます!めでたい!!それに寄せて好きなところを羅列しよう!というブログなのですが、いかんせんフックが多岐にわたる人なので、今回はその主要なものの一つとして、「勉学」というテーマを設定してみたいと思います。

勉学は一見してアイドルという職業に直接関係することが無さそうですが、克樹の場合、勉学に取り組んできたからこそ形成されたのであろう人間的魅力が多いなと常々感じるため、当テーマ設定に至りました。シンプルに私が人の勉強話にやたら興味を持っているから、という理由もあります。大仰なタイトルになっているものの、蓋を開ければこういうところが好き♪と語っているだけですのでお気軽に読んでいただければ!

なお、以下で言及する学校名や研究内容等については、全て本人から公開されているものに限っております。また、内面的なパーソナリティについての話が多いため強引な推察にならないよう心がけていますが、あくまで主観を綴ったブログではあるので、ふーんこの人はこう思ってるのか~ぐらいのテンションでお願いいたします......。

 

 

 

勉学年表

まずは克樹の勉学に関する経歴を改めて確認しておきましょう。

  • 2010年度:中学受験するも、上手くいかず
  • 2011~2013年:ジュニアの活動と並行し受験勉強に励む。この期間に全国模試で数学1位を複数回獲得
  • 2014年4月:早稲田大学高等学院に合格し、進学
  • 2017年4月:早稲田大学創造理工学部へ進学
  • 2021年4月:学部卒業、同上研究科へ進学(院進)
  • 2022年秋:学会にて研究発表し、賞を獲得
  • 2023年3月:大学院修了 

ひとまず分かりやすいものを並べましたが、その他にも2023年夏以降には、わっしょいCAMPの匿名俳句企画で一般投票1位を獲得、テレビ番組「ニュー試」での解答をソウル大学合格レベルと評される、日本さかな検定1級合格なども話題になりました。全体的にパワーワード多め。

それでは経歴が整理できたところで、以下では、勉学エピソードに触れつつ、克樹のどういったところが好きなのか挙げていきたいと思います。

 

①相反する自信と自己評価

克樹はもちろん自分に一定の能力があることを理解していて、自分を過度に卑下せず、不当な評価を受けた際はちゃんと抗議しているとは思うのですが、一方で、自らその能力を誇示することは少なく、また賛辞を受けた際もどこか控えめな反応をしている印象があります(多少はドヤっている場面もありますが)。これは中学受験で上手くいかなかった経験が大きく影響しているのではないかと思います。

というのも、この時に「優秀な自分の能力をもってしても叶わない人たちがこの世にはたくさんいる」ということを強く実感させられたであろうためです。中学校の入学挨拶を任されるぐらい小学校の成績も優秀だったらしいだけに、挫折感と「自分はバカだったんだ……」というショックを味わったと本人も語っています。2019年のYouTube (当時20歳、大3) にて 「人生で一番悔しかったことは?」という質問に「中学受験に落ちたこと」と回答しているあたり、本人の中でもかなりインパクトのある出来事だったのだと思います。

youtu.be

また、YouTubeの地味花見企画にて「マジモンの天才」のコスプレをしていたこと、雑誌の読者へ向けた勉強アドバイスで「自分を凡人だと認識して期待しすぎないように」といった発言をしていたことなどからも、自分のことを元からの特別な才能がある人間とは思っていないこと、そしてこちら側からしたら十分すぎるぐらいの賢さでありながら、それでも上には上がいると早々に気付いてしまったのであろうことが窺えます。勉強面以外のパフォーマンスにおいても同様で、「高度なことはできるはできるけどめちゃくちゃ練習が必要なタイプ」という自己分析をしていました。要するに、生来の才能があるわけではないからそこを努力で補填し、その結果として何か達成できたことを自信につなげているのかと思います。

youtu.be

努力に基づいた自信とプライドはあるけれど、そもそもの基準視点がハイレベルでまだまだ"上"が存在することを知っているがゆえ、自己評価はさほど高くないという、この絶妙なバランスから滲み出る哀愁や切なさのようなもの込みで、私はこの一連の受験失敗話がめちゃくちゃ好きです。本人からすると良い思い出ではないはずなのに擦りまくって申し訳ないですが、私も受験に落ちて浪人した身なので許されたい(何の免罪符)。

もしストレートに受かって挫折を知らぬまま生きてきたとしたら今の克樹とはだいぶ違った性格になっていたでしょうし、この経験があったからこそ、妥協せず高みを目指す向上心が身についたのだと思います。その向上心は勉学のみならずアイドルとしてのパフォーマンス面にはもちろん、趣味である料理に関しても大いに発揮されています。ジュニアの番組の料理対決で研究に10時間費やしたうえ、負けた時とてつもなく悔しそうな顔をしていたのも記憶に新しいですね。妥協せずひたすら上だけ見て研鑽するのってとても難しいことなのですごい。

 

②鬼のキャパシティ

巷で実は1日72時間与えられているのではないかと囁かれるほど(どの巷)、克樹から語られる日常エピソードは密度がハンパないものばかりです。分かりやすいもので言うと、サマパラ昼夜公演を終えてからフットサルをしてさらに油そばを食べに行ったというスケジュール。オタクは昼夜公演に参加するだけで疲れて帰宅即爆睡していたというのに.......。他にも、わっしょいCAMPのリハへ出掛ける前に朝から魚を捌いたり、釣りの下見のために夜中から海へ出たりなど、並大抵の活動意欲では不可能なことをさらりとやってのけており、絶句させられたことは数知れず。あまりにさらりと驚きエピソードが語られるので、本人からすると特別すごいことをしている認識は無いんだろうなと思います。

jr-official.com

また、今年の夏の侍はサマパラをやりながらキンプリツアーバックとDREAM BOYSの稽古をして、さらにその間にわっしょいCAMPも挟まってきて.......という感じの想像するだけで眩暈がするような忙しさだったはずですが、克樹曰くそれでもまだまだもっとたくさんのステージに立ちたいと感じたそうです。どんだけだよ!と思うもののオタクと同じようにステージを愛しているんだなというのが分かると嬉しいですね。

こうした異常キャパシティの最たるものが、やはりジュニアとしての活動をしながら高校受験の勉強をして、大学入学後も6年間で院まできっちり卒業したことだと思います。受験半年前は休業していたとはいえ、中学時代は、比較的コンスタントにバック現場や番組出演があった中で、学校の部活にも参加しながら塾に通い詰める生活をしていたそうで、この頃から同時並行が当たり前の環境にあったことで今の鬼キャパの礎が築かれていったのだろうなと思います。

高校入学後も学校内で高い成績を維持していたらしく、ジュニアとしての仕事がある中で試験前には隙間時間で勉強に励んでいたそうです。帝劇舞台のリハでシンバルの裏に英単語を書いた紙を貼って暗記していたのはオタクの間では有名なエピソードですが、もはや隙間時間とかいうレベルじゃない。大学に入ってからもしっかり単位を取り、院進を決めた頃には、「自分のキャパシティーならいけるだろう」という確信まであったとか。すごい。

克樹は人生においてやりたいことがたくさんあるんだと思いますが、それを限りなく全てに近いところまで実現できてしまう容量を備えている人で、アイドルという職業をしていることでその過程を見せてもらえるのがこちらとしてもとても楽しいです。やりたいこと全部やろう!!

 

③思考し続ける姿勢

私は克樹の頭の良さが好きですが、それ自体というより、正確に言うと、様々なことに対して思考しその過程と結論を見せてくれるところや、なんとなくで決めず何かしらの理由や目的をもとに行動する論理性を持っているところが好きなのかなと思っています。自分自身がなんとなくのノリで生きてきた人間なので、なおさらロジックを軸に動く様を見ていると面白く感じるんですよね。特にブログは頭の中身を惜しげもなく見せてくれるありがたいコンテンツです。絵文字を使うとアディショナルタイムが発生することを説いてくるアイドルって稀有すぎる。

そしてそのような色々な思考の発端として、幅広い方面に好奇心を持っている人なんだろうなと思います。人間は興味の無いことについて深く考えないですからね。勉強が得意な人の中には、受験に勝つための戦略的な勉強がとにかく得意な人と、分からないことや気になることを解明する手段として勉強をする人の2パターンいるという持論があるのですが、克樹はその両方に当てはまると思っています。効率を極めた勉強の仕方もできる一方で、学問を通して自分の興味関心のあることをじっくりと調べることも大切にしているというか。一口に「頭がいい」と言うとさまざまな解釈が生まれますが、学問に真摯に向き合っているという点においては彼が一番なのではないかと思います。ジュニア大賞の部門に新設しよう!

大学においては、専攻していた経営システムがメインで興味のあることだったのだと思いますが、英語を中国語で学ぶ授業を取ってみるなど(希望者が少なすぎて教授とマンツーマン状態だったらしい)、学べる環境を最大限に活用し、気になった場所に飛び込んでみるフッ軽さを持っている人だなあと思います。学びへのハードルを低くすることは自身の可能性を広げる上でかなり大事なことなので見習いたいものです……。

また、そうした好奇心を発端に勉強するという姿勢が、克樹の中でアイドルという職業と勉強という一見遠い場所にあるふたつを結びつけるものになっているのではないでしょうか。研究のテーマにしていたステージ配置やチケット販売方法は、アイドルをすることによって関心を持った題材に違いないですし、ファンの気持ちを知ろうと思ってうちわを作ってみたり、楽しいブログを書こうと思ってChat GPTを使ってみたり、楽曲制作に興味を持って機材の使い方を学んだりと、アイドル活動を通して新たな勉強の動機を次々見出し、その結果として私たちを想像もしなかった方向に楽しませてくれています。個人的には、カウコンのリハと本番の間に修士論文(おそらく上述したステージ配置やチケット販売がテーマ)を仕上げたという話が、アイドルと学生の境界線がぼやける瞬間のようなものを感じられてかなり好きです。それぞれの世界が相互に作用して形成された唯一無二の人。

 

総括:アイドルとして勉学に取り組むということ

事務所内で挙げるならば櫻井翔さん、阿部亮平さんなどが切り拓いてきた「高学歴アイドル」の道は大いに広がり、今や世のクイズ番組にアイドルが出演することも全く珍しくない時代になりました。学業と仕事の両立は決して易しいものではないにも関わらず、その選択をする理由としては、もちろんタレントとして分かりやすい「インテリキャラ」を確立するため、というものが主要になってくるとは思います。

しかし、そうした表向きの肩書きの獲得だけではなく、むしろそれ以上に、勉学へ向き合うことがアイドルという仕事へ還元される場面はたくさんあるんだなと、このブログを書いていて改めて感じました。勉強して勝ち取った成果それ自体に限らず、付随して築き上げられてきた姿勢やマインドの全てがアイドルとしての魅力になっていくのではないでしょうか。勉学は決して仕事に邪魔な廻り道であったり進路の保険であったりするのではなく、アイドルの中身をより豊かにしてくれるもののはずだと思うのです。だからこそ何か少しでも興味がある学問があるアイドルの皆さんは、ぜひとも挑戦してみてほしい!(もちろん勉学に限らず全てのことにそう言えますが)

謎の着地点になってしまいましたが、要するに克樹という勉学に取り組む一人のアイドルを通して、その努力からアイドルへ宿る魅力がたくさんあることに気付かされた、という話でした。克樹は今年3月に卒業してもう学生ではなくなりましたが、これからも学問を続けていくとの宣言を高らかにされていたため、今後も私たちを存分に楽しませてくれることでしょう!

 

 

 

 

 

 

おまけ:本髙克樹さんに学ぼう!効果的な勉強法

勉強ができる人は、地の頭の良さも持っていますが、それに加えて効果的な勉強法を確立できているものです。盗めるものは盗もう!ということで、これまで克樹が語っていた勉強法で、いくつかなるほど~と思ったものを紹介したいと思います。ただ、どんな勉強法が合うかは本当に人それぞれなので、あくまで参考程度ということでお願いいたします!

・時間ではなく量ベース

雑誌で勉強法を聞かれた際言っていたのが、「勉強時間は課題の状況によって変わる」「やることのボリュームを見て時間を設定する」ということです。つまり、基本的には量ベースで計画を立てているということです。人が勉強の話をする中では、◯時間勉強したという時間による指標が用いられがちですが、大事なのは時間自体ではなく、その時間をいかに有意義に使えたか、ということです。同じ2時間でも、問題集を3ページ進めた2時間と10ページ進めた2時間では大きく違います。ではスピードを上げろという話なのかというと、そうではなく、目標を設定する際に量ベースで決めるべきだということです。とりあえず◯時間で漠然とやろうとするのではなく、今日はここまで進めたいな→この量なら◯時間かかりそうだからそれぐらいを目安にやろう!という流れでいきましょう。

・足跡をつける

克樹は勉強で意識的にやっていたこととして、「問題集や単語帳の間違えた箇所に印を付け、周回ごとにそれを繰り返す」というものをあげています。これは既にやっている人が多いかもしれませんが、やはり大事なことですね。この習慣を続けると何が嬉しいかというと、自分の苦手な部分が目に見えて分かりやすくなることです。得点率を上げるには、苦手な分野を減らさなければなりませんが、そのためには、まず何が苦手なのか把握するところから始める必要があります。同じミスを防ごうという意識にも繋がるので、これはマストでやっておくのをおすすめします。

・暗記はしすぎない

克樹がよく口にしているのが、暗記が苦手で、最低限の暗記で済むように考えて勉強してきた、ということ。本当に苦手なのか?と疑いたくなりますが、YouTubeの企画で円周率を暗記した際に、案外スラスラとは出てきていなかった様子から察するに、得意ではなさそう。(動画内10:37~あたり)

youtu.be

本人曰く数学の公式もあまり覚えず、都度計算で導出するタイプだそうです。暗記型人間からすると覚えてしまえば終わりじゃんと思ってしまいますが、人の記憶は意外に脆弱なものなので、いざという場面でど忘れしてしまうことは珍しくありません。丸暗記するより導出できるようにしておいた方が原理の理解にも繋がりますし、絶対忘れない自身があるもの以外は何もかもを記憶に頼らない方が良いというのは一理あります。これに関しては自分自身の暗記得意具合によるところがあると思うのでバランスを見つつという感じですね。

 

他にも参考になりそうなテクニックは諸々ありますが、とりあえず3つご紹介致しました。

あと数ヶ月、頑張れ受験生!!!(何のブログ!?!)